仲間の話 くみ

 薬物を始める前から特に異性との関係では少々、生きづらい部分がありました。「相手からどれだけ愛されているのか」を、言葉だけじゃなく全力を尽くして行動で示してくれないと不安や疑いの中から抜け出せなくなっていて、相手を振り回し、無理な時間に呼び出すのは当たり前、自分で作り話をし、いかにも女が居るかの様に相手を問い詰めてみたり、実話でない話に逆切れし開き直る私でした。最終的には死ぬと言い出したり、今から死ぬぞという目付きで相手を見て脅していました。

今思うと「私ですか?」と言いたくなりますが、これ以上に受け入れがたい事も沢山あり少し恥ずかしくなります。もっと今よりも若い頃で、大人ぶって色んな意味で突っ走れたと思っているのですが、人を思う部分で小さな時から不安や恐れ、心配や嫉妬の中で生きてきたな~、と思います。

人の言葉や行動には敏感で、その中でも感が鋭く、傷付くけれど白黒、自分の目で確かめないと不安…。薬を使うようになってからは更に分かりやすく、相手に対する思いが依存的で脅迫的になって行きました。薬を使うと今まで以上に密着した関係になれた様な気がして、その関係にどっぷり浸かってしまい、相手が居なくなる事をフト考えただけで鳥肌がたつ様な思いで、私はそうなったら絶対に生きて行けない、生きる意味がない…と、居てもたってもいられない衝動に陥り、とにかく一緒にずっと居なければ…でした。

最初は傷をなめあう作業で、今まで持ち合わせている私の人との関係では、薬や相手との親密感でごまかしが効いたものの、そう上手くはずっと続かなくて一緒に居るだけでいい…じゃ物足りなくなっていき、いつの間にか相手をどれだけ思うか、相手からどれだけ愛されるか…返すと、どれだけ支配されるか、するかになっていました。

小さな頃、親からの愛情や親との絆の部分で不信感から傷になっていて、異性との関係でも素直に愛情表現する事も出来ないし、相手の思いも素直に受け入れることが出来ませんでした。自分自身や相手が傷付いても、Г人をどう愛せばいいのか…」という所まで、たどりつく事が出来ませんでした。

今はそんな自分も遠目に見て、きっと人を好きになることは嫌ではなかったんだと思います。そして、人を思う事以上に愛されたかったんだな~と思います。余計な物は手放して、人を思う部分でシンプルに育てていけたらな~、と今回振り返ってみて思いました。

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