ヒナ

 私の主人は薬物依存症で、共依存です。「はぁ、うまくいかないな~」と言うのが、ここ、1ヶ月の私です。頭も混乱し、解決できない問題が大きなことから小さなことまで立て続けに起こった。そうこうしてる内に今回のニュースレターの締め切りは過ぎてしまった。別の事で頭が支配されていて文章がまとまらない。でも、仕上げなきゃ~!折角、書かせて貰う事を与えてもらったのだから。

私は主人と別居して2年になる。この2年、問題が起こる度に思い出していたのはボロボロになって繋がって来た頃の自分の姿だった。主人の薬物問題を支えに支えた5年半、相談も出来る場所も知らずに一人で哀しいほどの孤独を感じていた。

子供を2人、連れて出ては来たが、「よし、がんばるぞ!」と言うエネルギーは当時の私には全く残っていなかった。私は5年半、間違っていたかもしれないが、私の全エネルギーは主人に使っていた。その行動が問題を助長し主人を傷つけていたかもしれない。

今から思うと、不思議な事がいくつか重なって私は施設に通所させて貰う事になって、1年5ヶ月になる。25年振りに40分の道のりを自転車で通うと言うおまけ付きだった。

初めの私のぶつかった壁は「自分の為に何かをする」と言うことだった。主人の為だったら惜しみなく全エネルギーを使えるのだが・・自分自身に目を向ける作業等しても何の見返りの愛も貰えないし、かつての私は自分が楽しんだりする事さえ無駄な時間だと思っていた。

私が勝手に壁にぶつかっている内に何故か司会をやってみる提案を貰った。断る勇気も無く、ぎこちなく司会をさせて貰った。私が出したテーマにそって仲間のそれぞれの話が胸に残るようなり、仲間の姿を見るようになった。少しずつ、心が開けるようになった。

主人が1年、薬を止めた頃から食事に行ったり少しずつ家族で関りを持ちながら新しい関係作りを始めた。すぐに上手くいくわけはなかった。施設には毎日、行くようになり自分と向き合い、自分自身を受け入れていく事を進めていった。失望する日の方が多かった。泣きながら帰る事も何度もあった。そのうち、無駄なことなど何ひとつないし、考え方、受け取り方なんだと思えてきた。

主人の薬物問題が無くなったら帰ろう!から、私が少しでも変われたら・・帰ることを与えられたら、それまでお任せだ!・・と思うようになった。絶対、帰るんだという強迫観念が薄れた時、主人が近くなった。

今、この原稿をうたた寝している主人の横で書いている。大きな問題も、起こった。でも初めて2人で問題の解決に協力して当ってみる事ができた。主治医の先生からは人を愛すること、尊重する事を仲間から学び、ミーティングを利用しながら成長しなさい!と言われた。素直に「はい」と言えた。私に出会ってくれた仲間や関係者の方々に自然と感謝の気持ちが湧く。絶望的な別居生活のスタートだったが、今はとてもお得な2年間だったと思える。

この頃、問題を解決する事に焦点をあて過ぎると、与えられてるモノを見失ってしまうのかも知れないなぁ~と思い始めた今日、この頃です。 これがゴールではないから・・・“ゆるり”と行こうと思う。 ありがとうございました。

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