共(キョウ)

元夫が薬物で10年ぶりにスリップしたことを期に子供2人と一緒に地元を離れて1年半になります。元夫との生活を振り返ると肩と首がカチカチになってきて、辛く感じます。

13年前、元夫の覚せい剤使用が分かり病院につなげる為、言葉に表せないほどの不安を抑えて懇願していたある日、元夫は家に帰って来た途端、家の中を転がり回り、自分の意思とは違って体が動き回っている状態になりました。近くの精神病院で応急処置をしてもらい、最終的に専門の病院につながる事が出来ました。この日から元夫の回復が始まって…、まさかスリップがあるなんて信じられませんでした。その後、何年間か元夫はアルコールを飲む事もなく順調に回復し、私が自助グループにつながれば、元夫もいずれはつながってくれると思っていましたが、なかなかつながらず、飲酒や眠剤の量が多くなり、スリップしてしまいました。元夫が以前と同じように変貌していく姿に恐怖と苦しみとでグチャグチャな気持ちがし、本当に無力を感じました。

離婚して新しい土地で子供2人を育てていかねばと、しっかりと生活を落ち着かせる為に元夫の記憶を心の奥に押し込めてフタをしました。でも、1年前に私がマッサージ資格を取得した頃から下の子の不登校が始まり、病院で診察してもらうようになりました。主治医にこれまでの経過を話す中で封印した記憶を思い出す事になり、私は前よりも不調になり、やる気が出なくて悩んでいました。

そんな中、薬物依存者のパートナーのミーティングで先行く仲間が変わっていく自然で前向きな姿を見せてもらったのがキッカケで、私は楽になりたい一心で、ダルクに通わせてもらうようになり、今、4ヶ月になります。ミーティングで勇気を出して前を振り返る事が出来るし、仲間の話の中から生きる希望をいつも持ち帰っています。

主治医の話も理解できるようになり、下の子の不登校で子供の気持ちを感じる余裕がない私に「下の子はお母さんの子宮に入りたいくらい寂しいんだね」と言われた主治医の言葉が、私がミーティングで自分の気持ちに目を向けるようになった頃、分かりました。上の子が凄い勢いで攻撃する事で自信をなくしていた私に上の子も下の子と同じように、「こんな僕でも愛してくれるの!?」と言うメッセージがある事を教えてもらい、私は子供達から愛情を必要とされているし、愛してもらっているんだと涙が出ました。

私は自分にも子供達にも「苦しくても我慢しなさい」と言葉で言わなくても伝えていたのかも知れません。こっちに来て勉強していく中で、当時の私はありのままの元夫を受け入れる器がなかった事に気付きました。回復しようとしない元夫を心の中で変えようとしていました。

今、現実に起きている子供の不登校、私の体調不良があってダルクにつながったからこそ気付けた事があります。その気付きは人の命に直結しているような大切なものです。元夫の病気で苦しんだ私ですが、元夫も薬物の被害者で、家族も被害者なんだと強く実感しています。

先日、テレビでスティービーワンダーの「私は全ての人を愛している」と言う言葉を聞いて、愛されているんだと素直に嬉しく思い、言葉の偉大さを知りました。これから苦痛に感じているステップ4を少しずつ頑張ってみようと思っています。

そして12ステップを極めたマッサージ師を目指して頑張りたいです。

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