仲間の話 XYZ

DARCにつながってもう1年以上が経つ。でも、なかなか私の薬物使用は止まらない。つながる前の最悪の時のように、何日にもわたって、連続使用ということはなくなっているが、数カ月に一回はリラプスしてしまっている。リラプスする度に、酷い自己嫌悪に陥り、最近では、私が、本当に完全に止めることが出来るのだろうかと、自分自身に自信がなくなってしまう時がある。特に、独りで思い悩んでいると…。

会社を休み始めて、はや2年が経とうとし、会社に依存症であるということが明るみになってからの治療期間として与えられた期間も来年の春あたりまでとなっており、時間的余裕は本当に無くなってきた。さらに、休職期間が長引いてくると、傷病手当金等は支給されているものの、住宅ローンもあり、休職前の当初の蓄えもだいぶ取り崩してしまっており、金銭的な余裕もじわりじわりと無くなってきている。最近は、ミーティングから離れて、独りの時間になると、時間的な心配や、金銭的な心配ばかり考えてしまっており、今一番に取り組むべきである、依存症からの回復への取り組みはかなりおろそかになっている。ランニングや筋トレをすることで、気分を紛らわしてはいるが、根本的な解決にはなってはいない。

外部のセミナーに参加したり、学校講演に行ったりすると、いろいろと吸収できて、回復にかなり役立っていると思うが、それと同時に、普通に健康に働いている人と接すると、自分も早くこの人たちと同じように、早く社会に復帰して以前と同じように働きたいという焦りや、どうして自分はこのように働けない状態になってしまっているのだろうという自己憐憫にかられてしまう。明日からでも働きたいという気持ちでいっぱいなのだが、もし仮に、幸運にも復職できたとしても、今のままであれば、働き始めてまたすぐにリラプスしてしまうことは、冷静に考えれば明らかである。 私が最初に薬物を使い始めたのはSEXがきっかけであり、ストレス等からの自己逃避や現実逃避の手段としての使用が乱用へとつながった。しかし、考えてみると、今の状況は、乱用へと悪化していく状況と変わらないような気がする。乱用に至ったのは自己逃避の手段としてだから、SEXの時に使うのは良いのではないかとかいう変な理屈で、ガスを購入して、結局、SEXをする前にすぐに使わずにいられなくなって、再使用して訳が分からなくなってしまったり、仕事していた時とは違った種類の募る不安から逃れるために、ちょっとだけなら大丈夫かと吸い始めて、意識をなくしてしまったりと、結局は昔と同じことを繰り返してリラプスしてしまっている。 (勿論、クリーン1年まではSEXを棚上げの提案が或ことは知ってはいる) 仕事や財産など、まだ全てを完全に失ってしまっていないから、回復よりも他のことにとらわれてしまうっているのだろうか。確かに、仕事を辞めたり、財産を整理してしまった方が、狂気を手放したり、自分よりも偉大な力に全てをゆだねやすくなるかもしれない。しかし、それでは、全てを失う前に、幸運にもDARCにつながることが出来た意味が半減してしまう。DARCにつながって1年以上経っても、なかなか回復できない自分の状況から、やっと薬物依存症という病気の恐ろしさが分かってきた。いや、まだ認識は十分ではないのかもしれないが、この辺でどうにかして、自分の生き方を変えないと、回復はあり得ない。幸いにも私は、DARCで先行く仲間という貴重な宝と知り合うことが出来たのだから、もう一度、自分自身を見つめ直し、今度こそは人生の棚卸しをして、仲間の力を借りながら、真の回復へとつなげていきたい。

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