家族のS.T

12のステップと私 

私はアラノンに繋がり、そしてナラノンで、各々プログラムを与えられたが、長い間深くは理解できなかった。ナラノンの12のステップの本や、先行く自助グループ(AA・アラノン・NA等)の書籍から学んで概要をつかんでステップ1から12まで理解したつもりであった。又12の内、どれからやっても良いとも聞き12番目は実践していると思っていた。ステップ4・5はどうしても先延ばしにしてしまっていたが、平成18年にスポンサーをお願いして、ステップ4・5をやり終えて一応安心していた。又ナラノンのいくつかのグループで毎月1回、ステップの勉強会を続けてきた。皆で本の輪読をし、各自の体験を話す。ステップの実践はしたいが、まだ棚卸は出来ないと、先送りをしてしまうメンバーが多い。所が或る時、私は或ステップの勉強会に参加のチャンスを頂き、目からうろこという思いを味わった。これまで私の目を覆っていた霧が晴れて、すっきりと12のステップが現れたのである。私はこのチャンスを、神に感謝し自分の手にしっかりつかもうと心に決めて、ステップ1からのスポンサーシップをお願いした。依存症者の実体験から生まれたこの回復のプログラム・ステップ12の順位を確実に進む事の大切さを納得した。私は依存症者の家族、母親としてのみこのプログラムを考えてきた事は、如何に近視眼的であった事かと気付かされた。私以外の凡ての人、物事に対して適合するのだと分かった。そしてステップ4で棚卸をすると、自分の性格上の欠点(長所)も実に良く浮き彫りにされ、自分というつかみ所のなかったものが良く分かり自分を知ることが出来た。これまでの長い間思いもよらなかったが、埋め合わせで直接、相手に対面し自分を謝罪するというように行動に移すことが、如何に大切かを知った。

これからも日々生きていく過程で、人との関係で次々と問題は生じるに違いない。その都度、このステップを使い、解釈していく事が出来る。最高の道具を与えられて本当に感謝している。尚、まだ知らずに苦しんでいる多くの家族や関係者の人たちにに、私の体験を伝えていくことが、私にとっての役割だと思っている。

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